導入事例 人がいないと照明は自動OFF。
防犯対策にも有効です。
ペパーダイン大学 (アメリカ カリフォルニア州マリブ)
ルートロンのエナジー・トライパックにより、照明負荷を20~30%削減し、さらに空調負荷も14%削減できました。(ペパーダイン大学エネルギーサービス マネージャー)
天井取付型人感センサーが人を検知します。
人感センサーは、人がいないときは空調ユニットの電源を切り、空調コストを14%削減しました。
背景
ペパーダイン大学は1972年よりサスティナビリティや環境にやさしい運営を取り組んできました。こうした取り組みの証として同大学は最近One of The Top Green Colleges in North America1(北米で環境に配慮した大学トップ10)として2度目の認定を受けています。
課題
当初の計画では有線のシステムを想定していましたが、取付及び部材にかかるコストが予算の枠を超えてしまい、また満足のいく結果も補償できませんでした。
・人感センサーを設置して、人がいない事務室や教室の照明を消す。
・照明用の人感センサーを利用し、人がいない教室の空調コストも低減する。
解決策
それぞれの場所で人がいなくなったときに照明が確実に消えるようにするため、ワイヤレス人感センサーやスイッチ、リレーモジュールなどからなるエナジー・トライパックを提案しました。Picoリモコンを用いたワイヤレス壁スイッチは追加配線なしで3路制御も可能です。
また空調エネルギーも削減できるよう、各室内のVAVユニットにパウパック接点出力モジュールを設置しました。接点出力モジュールはワイヤレス人感センサーと無線通信します。
このソリューションにより、現在では教室に人がいなくなると自動的に照明は消え、空調も停止可能になりました。
成果
このプロジェクトの結果を受け、ペパーダイン大学はすでに他キャンパスについても検討に入っています。改修プロジェクト全体にわたる人感センサーの設置は照明によるエネルギー消費を20~30%削減し、空調全体ではさらに14%の削減を実現しています。